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| carry date | 2009年11月24日 |
| judge date | 2009年11月25日 |
| auction date | 2009年11月26日 |
| 出展分類 | 点数 |
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| シクラメン | 34 |
| ポインセチア | 96 |
| その他鉢花 | 98 |
| ラン・シンビジューム | 82 |
| ラン・その他 | 67 |
| 総合計 | 377 |
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東海鉢物品評会2009鉢花・蘭の部 ならびに鉢物品評会2009鉢花・蘭の部合同審査会審査講評 |
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本品評会は、鉢物栽培技術の改善と品質の向上を期するとともに、消費の宣伝と拡大を図り、鉢物営農の安定的発展に寄与することを目的としています。審査員一同その趣旨を十分念頭に置き慎重に審査いたしました。以下に審査員を代表して審査の概要及び結果を報告申し上げます。
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| 1. | 出品点数 |
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総出品点数は919点で、その内訳は東海鉢物品評会377点(東海3県からの出品)、鉢物品評会542点(東海以外の出品)でした。 東海鉢物品評会の品目別内訳は、シクラメン34点、ポインセチア96点、その他鉢花98点、ラン(シンビジウム)82点、ラン(その他:シンビジウム以外のラン)67点でした。鉢物品評会の品目別内訳は、シクラメン206点、ポインセチア61点、その他鉢花83点、ラン(シンビジウム)105点、ラン(その他)87点でした。 両品評会の出品道府県数は、北は北海道から南は宮崎県までの34道府県でした。 |
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| 2. | 審査方法 |
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審査は、東海農政局、北海道から宮崎までの道県試験研究関係者及び農業技術者21名、市場・小売り等流通関係者10名、ガーデニング・フラワーデザイン・園芸療法等実需者3名、計34名の審査員が3班に分かれて行いました。東海鉢物品評会では、東海3県の関係審査員が審査し、鉢物品評会では、東海以外の審査員が「シクラメン・ポインセチア」と「その他鉢花・ラン」の2班に分かれて審査を行いました。 1次審査は、各審査員が上位40点を選び、その中で最も評価する1点に3ポイント、残りの39点に1ポイントの得点が与えられ、全審査員の合計ポイントが多い順に入賞を選びました。 2次審査は、東海鉢物品評会は1次審査のポイント上位40点、鉢物品評会は各班の上位各20点を持ち寄った40点を再投票し、その合計得点の多い順に品目別順位を決めました。 3次審査は合議で、各品目別順位の高いものから特別賞の順位を決定しました。 また、奨励賞、アイデア賞、努力賞については、全体の中から仕立ての工夫や栽培努力が特に認められる品物を選び出しました。 |
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| 3. | 審査結果 |
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東海鉢物品評会の農林水産大臣賞には、愛知県の鶴田求氏が出品したシンビジウム トワイライトムーン‘ハッピートーク’(7号アーチ仕立て)を選びました。アーチ仕立てにした各花茎の着花数が多く、すべての花茎が揃って開花し、ボリューム感と高級感があり商品性の高い仕上がりでした。また、これに続く特別賞23点、入賞30点と、奨励賞、アイデア賞、努力賞各2点を選出しました。 鉢物品評会では、大賞に長野県の伊藤洋一氏のシクラメン‘ヴェスタ’(6号鉢)を選びました。花色、花揃いが良く、草姿とのバランスも申し分ない商品性の高い優秀なものでした。また、これに続く特別賞43点、入賞36点と、努力賞1点を選出しました。 |
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| 4. | 審査講評 |
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本年の気象条件は、梅雨が長期化し低温や寡日照が懸念されたものの、残暑は厳しくなく順調に生育が行われたものと推察されます。しかし、10月8日愛知県に上陸し、日本列島を縦断した台風18号の影響は大きく、栽培施設の損壊等により鉢物の出荷にも大きな被害がありました。被害を受けられた生産者の皆さんにお見舞い申し上げると共に、そのような状況の中でも、例年並みの出品点数が確保された生産者の皆さんのご努力に対し審査員一同敬服するものです。 経済的には、昨年秋までに重油高騰は一旦沈静化したものの、資材や運賃等の上昇やリーマンショックの影響で取引価格の伸び悩みが見られるなど、花き生産者の経営環境は、いっそう厳しさを増しております。このような状況でも、近年になく優れたものが出品され、生産者の方々の努力と技術の高さが伺われました。 以下、審査の過程で気づいた点等を部門ごとに申し上げます。 |
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(1)東海鉢物品評会の部 シクラメンは、夏が涼しく生育が順調であり、葉が大きくなる、葉柄が伸びる等草姿が乱れやすい傾向にありました。このため例年に比べ出品点数が約50%にとどまりました。しかし、入賞したシクラメンは草姿のバランスや花数が多く品質が高く、生産者の技術の高さが感じられました。次年度は多くの出品を期待します。 ポインセチアは、シクラメン同様に夏が涼しかったことで高温障害も無く生育が順調に進み、特に6号鉢以上のボサ仕立ての大鉢や5号鉢のスタンド仕立てなど成品になるまでに手間と時間が掛かるものほど良品が多く見られました。 今年の特徴は、全体的に赤系の比率が非常に高かったことと、新品種のプリンセチア(ピンク系3色)が一斉に出荷され、従来のポインセチアの中で新鮮であったことです。 5号以下のボサ仕立てで、ボリューム感のある良品が少なく、鉢間隔の確保等技術改善の余地を感じました。スタンド仕立てでは、下部の枝の苞葉の大きさと着色が十分観賞できるかどうかが評価のポイントになりました。また、商品性を高める目的でラメスプレーなどを苞葉に散布した出品物が一部見られましたが、審査では植物自体が美しければ装飾をする必要はないとの意見がありました。 その他鉢花では、チェッカーベリーは色鮮やかで実付きも良く評価が高かったです。また、シャコバサボテン(デンマークカクタス)は出品数が多く、6号以上の大鉢は花付きが良く品質が高かったです。その他の鉢花は、出品数・種類が少なく、より多くの出品を期待します。 ラン類のシンビジウムは、どの出品物も品質は高かったものの、アーチ仕立てのものが多く入賞しました。これは慣行の直立仕立てに比べ、アーチ仕立ては贈答用として商品性が高い点で評価されたものと考えられます。しかし出品されたシンビジウムの開花程度が、出品者によってまちまちであるため、今後は審査時の開花状態の目安を作る必要性を感じました。 また、奨励賞に選ばれた浅鉢栽培のシンビジウムは、鉢を含めて高級感のある和の雰囲気が良く出ていました。 ファレノプシス(コチョウラン)は、白花でない中小輪の寄せ鉢に評価が集まりました。その他の洋ランでは、パフィオペディルム、デンドロビウムが花色発現や花付きが良好でボリューム感もあり入賞しました。 (2)鉢物品評会の部 シクラメンは、出品点数が昨年よりやや減少しました。しかし、8月の曇天、低温傾向や9月以降の好天などの気象条件から、全体的に近年にない品質の揃った出品となりました。特に、出品の多い6号鉢では花付きが良く、花も大きく、株のしまったものが多数みられました。大賞に選ばれた‘ヴェスタ’や入賞した‘プリティプリンセス’などの新品種は、安定した品質、商品性を兼ね備えており本年も出品物の中では優位に立っていました。しかしながら、これまでそれらの新品種に押されていた定番の赤やピンクのパステル系品種も、シクラメンらしさを再認識させる優れた出品がみられ、多くが上位入賞いたしました。また、今年の特徴として、4.5号鉢以下の小鉢において、ベルタイプの新品種や腰高鉢を利用したボリューム感などその商品性の高さが伺われ、今後さらに多くの出品が期待されます。 ポインセチアは、出品数は昨年よりも若干増加しました。しかし、冷夏の影響からか、やや葉色が薄くボリューム感にかけるものが多くみられました。また、例年多くみられたキャンドル仕立ての大鉢などは少なくなり、スタンダードなスタイルが多くなりました。その中で、準大賞となったピンクの発色がすばらしい小型の苞葉をもつプリンセチアや入賞した斑入りの‘アイスパンチ’など、これまでのポインセチアにはなかった優しく艶やかな新品種が特に目を引きました。特にプリンセチアは、需要が多い寄せ鉢などでの商品性も高く、管理もしやすいことから今後が楽しみです。また、ブーケ型の小鉢などの出品もあり、パッケージングや流通しやすい商品形態などの新たな工夫が求められていると思われます。 その他鉢花では、全体的に高い栽培技術をうかがわせる状況でした。入賞したクリスマスローズ、アザレア、セロシア‘キャンドルケーキ’、レケナウルティア、クレマチス アンスンエンシス、プリムラ ジュリアンなどは高い商品性が評価されました。また、時期的にポインセチアやシクラメンが主になるとしても、他の品目がもっと出品されてもいいと思います。 ラン類については、全体に花付きが良く、花揃いも申し分ないものでした。出品は、シンビジウム以外の品目がやや少ない傾向でしたので、今後はより多くの出品を期待します。 シンビジウムの直立仕立ては、新品種の‘おいでやす’が選ばれました。 コチョウランについては、‘ナゴリユキ’は清楚な中輪花で直立に近い新鮮な仕立て方法で好感が持たれました。観葉植物などはミニのものが良く売れているので、ランについてもミニのものがあっても良いと思います。販売側としては、価格帯(商品価値と値段とのバランス)が良いものを売っていきたいという意見がありました。 近年、鉢の色などに気を使った出品が増えてきましたが、商品の色と鉢の色のバランスがあっているとさらによく見えます。また、生産者は、資材が高騰している状況下で様々なコスト削減を進めていますが、仕立て、鉢、水苔など目に見える部分では、高級感や上質感を出す栽培技術や工夫をさらに進めていただきたいと思いました。 以上、審査の概要についてとりまとめました。今後とも皆様方が品質及び商品性の向上とともに需要の拡大に一層の精進を積まれることを期待し、審査講評といたします。 |
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平成21年11月25日 審査長 愛知県農業総合試験場園芸研究部部長 新美善兼 |
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