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| carry date | 2008年11月25日 |
| judge date | 2008年11月26日 |
| auction date | 2008年11月27日 |
| 出展分類 | 点数 |
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| シクラメン | 61 |
| ポインセチア | 78 |
| その他鉢花 | 98 |
| ラン・シンビジューム | 54 |
| ラン・その他 | 34 |
| 総合計 | 325 |
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東海鉢物品評会2008鉢花・蘭の部 ならびに鉢物品評会2008鉢花・蘭の部合同審査会審査講評 |
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本品評会は、鉢物栽培技術の改善と品質の向上を期するとともに、消費の宣伝と拡大を図り、鉢物営農の安定的発展に寄与することを目的としています。審査員一同その趣旨を十分念頭に置き慎重に審査いたしました。以下に審査員を代表して審査の概要及び結果を報告申し上げます。
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| 1. | 出品点数 |
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総出品点数は890点で、その内訳は東海鉢物品評会325点、鉢物品評会565点でした。 東海鉢物品評会の品目別内訳は、シクラメン61点、ポインセチア78点、その他鉢花98点、ラン・シンビジウム54点、ラン・その他34点でした。 鉢物品評会の品目別内訳は、シクラメン230点、ポインセチア59点、その他鉢花109点、ラン・シンビジウム96点、ラン・その他71点でした。 出品は、北は北海道から南は宮崎県までの32道府県に及びました。 |
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| 2. | 審査方法 |
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審査は東海農政局、北海道から宮崎までの県試験研究関係者及び農業技術者21名、流通・小売り関係者10名、ガーデニング・フラワーデザイン関係者5名、計36名の審査員で行いました。 東海鉢物品評会では東海3県の関係審査員が全出品物を一括して、鉢物品評会では東海以外の審査員がシクラメンおよびポインセチアとその他鉢花およびランを審査する2班に分かれて行いました。いずれも第1次審査は、それぞれの審査員が上位40点を選出し、40点のうち最も評価する1点に3ポイント、残りの39点は1ポイントとして、その総計で得点の多い順に入賞出品物を選びました。第2次審査は、東海鉢物品評会では入賞の上位40点、鉢物品評会は各班の上位入賞20点を持ち寄った40点に対し、それぞれ審査員が1位から10位までポイント評価し、その総得点の多い順で順位を決定しました。また、これらとは別に、仕立ての工夫や栽培努力が特に認められる品物から、努力賞を選びました。 |
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| 3. | 審査結果 |
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東海鉢物品評会の農林水産大臣賞には、岐阜県の丹羽正裕氏が出品したドリタエノプシス‘マウントリップ’(角鉢)を選びました。花茎をスパイラルに誘引するなど魅せる工夫があり、加えて葉と花の色、それに白色の化粧鉢とのバランスが良く、商品性の高い仕上がりとなっていました。また、これに続く入賞59点と、努力賞1点を選出しました。 鉢物品評会大賞には宮崎県の中原勇二氏のファレノプシス‘サクラコ’(10号鉢)を選びました。中輪多花で花揃いが良く、鉢とのバランスとも申し分ない優秀なものでした。また、これに続く入賞81点を選出しました。 |
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| 4. | 審査講評 |
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今年7月に原油価格が最高値をつけ最近は下落傾向にあるとはいうものの、ここ数年来の燃油高騰、諸資材価格の上昇、取引価格の伸び悩みなど生産と経営を取り巻く環境は、いっそう厳しさを増しております。7、8月に猛暑日が頻発しましたが、幸いにもその後は気候に恵まれ、近年になく優れたものが出品されました。生産者の方々の努力と技術の高さが伺われました。 以下、審査の過程で気づいた点等を部門ごとに申し上げます。 |
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(1)東海鉢物品評会の部 シクラメンは、厳しい夏を越しているにもかかわらず、花数が多くてボリューム感ある最高のできでした。しかし、銀葉や変わり花の出品があまりなく、標準的な花色に偏り気味なのは残念に思いました。ビクトリアは出品物により均一性に差が見受けられ、種子系よりもメリクロン由来株で優れ、安定していました。家庭消費、贈答用とも年末消費の中心商品でありますので、今後とも品種や鉢サイズなどのバラエティを広げ、消費者に喜ばれる商品の提供を期待します。 ポインセチアは、紅白ツートーンの苞葉が引き立つ寄せのタワー、キャンドルなどバラエティに富んだ仕立て、あるいはキラキラ光らせるラメやスプレーで多彩に苞葉を染色するなど、商品性を高める工夫が随所にみられました。バランス、ボリュームとも優れた商品が目立ち、定番商品として定着、さらに消費場面の拡大につながるものと思われました。一方、小鉢仕立てではバランスに欠ける商品や粒状肥料の残渣、鉢の汚れが目立つものも見受けられ、改善の余地を感じました。 その他鉢花のうち出品点数53点と最も数の多いシャコバサボテンは、全体に花付きがよく、寄せ植えでは蕾の大きさも良く揃っていました。いずれも鉢が重く、店頭での消費を考えると軽量化が急務です。鉢倒れしにくい鉢形の考案や仕立の工夫が鉢土の軽量化に結びつくとよいでしょう。シャコバサボテン以外のその他鉢花は、種類的にそれほど多くなく、季節柄、実付き物の出品がもっと欲しいと思いました。ポットプランツとして定着しているハボタンですが、リースに飾り付けた出品物はそのボリュームととともに、家庭での楽しみ方の提案にもつながると思われ努力賞に選出しました。 ラン類は、その豪華さで他部門を圧倒するほどのできでした。シンビジウムについては、アーチ仕立ての割合が慣行仕立てに接近するほどまで増え、花立ち、花色、バランスのいずれの点でも優れていました。しかし、慣行仕立ての一部で葉の色、艶の悪さや伸び過ぎが目立つ商品が見受けられ残念に思いました。また、浅鉢栽培では和風の雰囲気が上手く醸し出され、商品性向上に対するたゆまぬ努力の跡がうかがえました。家庭消費を意識した小鉢物も出品されており、今後の消費拡大のためにも品種や仕立て方法の研究を期待します。コチョウランについては大鉢寄せに優れた品物が目立ちました。花茎の誘引方法には見せる工夫が凝らしてあり、アーチ、スパイラル、ストレート等、様々に提案されていました。その他の洋ランでは、カトレア、オンシジウムなど複数の洋ランを組合せた寄せ植え、パフィオペディルム、ノビルタイプのデンドロが花色発現や花付きが良好でボリューム感もありました。 (2)鉢物品評会の部 シクラメンは、昨年より出品数が若干増加しました。お盆以降涼しい日が続いたため全般的に生育が進み、花付きの良いものが目立ちました。6号以上の大鉢に花数、葉数が多くてバランスのとれた良品が見られ、それに対して中・小鉢はやや見劣りする傾向でした。従来のパステル系に加え、プリマドンナ等の変わり花の品種が多く出品され、新鮮さが感じられました。メリクロン由来株やF1品種は、そうでないものと比べ均一な株に仕上がっており、特別手をかけなくても一定レベル以上の均一な品質に仕上がることが期待でき、今後これらの生産増加が予想されます。また、本年は異なる品種や花色を組合せたミックスでの出品が多くありました。 ポインセチアについては、年々出品技術や栽培技術が向上し、枝折れや下葉の欠如等の問題点が解決されていました。全体の傾向として、昨年多かったキャンドル仕立てが少なく、従来のスタイルが多くなりました。その中で、柔らかく優しい色の苞葉を持つ品種の出品があり、目を引きました。また、紅白の寄せ植えで、その色バランスが絶妙で均整のとれた株の出品がみられ、栽培技術の進歩を感じました。新しいライフスタイルを提案する、ブーケを模した愛らしい小鉢の出品は、若年層をターゲットにしており需要拡大につながると思われます。新たなイメージの商品は、消費拡大に有効で従来の固定観念の払拭のためにも必要でしょう。 その他鉢花でも、全体的に高い栽培技術をうかがわせる状況でした。入賞したチェッカーベリーは実付きも多くよく締まったつくりで、その他の出品物もレベルが高く、甲乙付けがたい品質でした。また、セロシア‘キャンドルケーキ’はその名のイメージ通りで商品性が高く、消費者が受けるインパクトも高いと思われます。 ラン類については、全体に花付きが良く、花揃いも申し分ないものでした。シンビジウムのスタンド仕立ては、ピンク系に秀品の出品が多く、特に着花数や花茎の高さが良く揃っていました。また、白色系やグリーン系にも良品が多く見受けられました。しかし、残念ながら一部の出品物では、葉先枯れや葉色の黄化、葉先が垂れたもの等、商品として注意を要するものがありました。コチョウランについては、特に品評会大賞の‘サクラコ’は10号鉢に10本立ちの秀品ですが、中輪花ながら分枝によるボリューム感がすばらしく、桜花を思わせるピンク色にも好感が持たれました。近年の傾向として、株のコンパクト化とともに、以前には見られなかった濃色や中間色の花を個性的な鉢や流木等と合わせた商品の提案がよくされています。消費を喚起する新しい試みですが、場合によっては懲りすぎの印象を与えることもあるので、消費者の嗜好をうまく捉える必要があるでしょう。 その他の洋ランについては、オンシジウムやエピデンドラム等で新しい品種が見受けられました。また、ミニや中小輪系のランをいろいろと組み合わせた出品がありましたが、色や株の配置等にセンスが要求されると感じました。 |
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平成20年11月26日 審査長 愛知県農業総合試験場園芸研究部部長 酒井広蔵 |
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