東海鉢物品評会2008 観葉植物の部

winners

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農林水産大臣賞
アロカシア (8.0gou)  荒木 敏美 (愛知県)
生産局長賞
アンスリウム A.’シエラ’(アカ) (7.0gou)  皿井 則昭 (愛知県)
東海農政局長賞
ポトス’マーブルクイーン’ (6.0gou)  鷲尾 昭夫 (愛知県)

愛知県知事賞
グズマニア (6.0gou)  鳥居 勝行 (愛知県)
岐阜県知事賞
キフスイカズラ(ゴールデンハニーサックル) (3.0gou)  金武 征和 (岐阜県)
三重県知事賞
スパティフィラム ワリシー バリエガータ (3.5gou)  黒宮 武 (三重県)

名古屋市長賞
アンスリウム A.’パンドラ’ (6.0gou)  小松 英雄 (愛知県)
豊明市長賞
ミルクブッシュ (6.0gou)  近藤 基美 (愛知県)
愛知県経済農業協同組合連合会会長賞
アロカシア’ブラックベルベット’ (5.0gou)  近藤 勝彦 (愛知県)

愛知県花き温室園芸組合連合会会長賞
モンステラ (9.0gou)  渡辺 義弘 (愛知県)
岐阜県園芸特産振興会会長賞
レックスベゴニア (4.0gou)  伊藤 彰教 (岐阜県)
三重県花植木振興会会長賞
スパティフィラム’メリー’ (6.0gou)  島田 武文 (三重県)

(社)園芸文化協会会長賞
D.コンシンナ’ホワイボリー’ (7.0gou)  岡田 誠三 (愛知県)
NHK名古屋放送局長賞
D.ゴッドセフィアーナ(サクローサ) (5.0gou)  河合 康之 (愛知県)
NPO法人 観葉植物開発普及協会会長賞
アンスリウム A.’ミネソタ’(アカ) (5.0gou)  米津 一義 (愛知県)

NHK出版「趣味の園芸」賞
クラッスラ’アカオニジョウ’ (3.0gou)  伊藤 邦之 (愛知県)
東海地域花き普及・振興協議会会長賞
F.ベンジャミナ (8.0gou)  大西 利直 (愛知県)
愛知豊明花き流通協同組合代表理事賞
フィロデンドロン’オータム’ (7.0gou)  花井 充 (愛知県)

豊成会会長賞
シンゴニウム’チョコレート’ (6.0gou)  鈴木 晤 (愛知県)
豊和会会長賞
デヘンバキア’アンナ’ (4.0gou)  冨永 力 (愛知県)
豊明花き(株)社長賞
ユーゲニア (10.0gou)  山本 勲 (愛知県)

日本植物運輸(株)社長賞
ベビーズテアーズ (3.0gou)  伊藤 好博 (三重県)
トヨアケアグリ(株)社長賞
ヘデラ ヘリックス (5.0gou)  山口 仁 (愛知県)

contest schedule

carry date 2008年04月01日
judge date 2008年04月02日
auction date 2008年04月03日

entries number

出展分類 点数
アンスリウム・スパティフィラム類 35
アグラオネマ・デヘンバキア類 34
フィロデンドロン・モンステラ類 27
草本性観葉 26
多肉・サボテン類 24
ドラセナ類 22
アナナス類 16
総合計 272

contest review

東海鉢物品評会・2008観葉植物の部
鉢物品評会・2008観葉植物の部 合同審査会審査講評

 本品評会は、鉢物栽培技術の改善と品質の向上を期するとともに、消費宣伝を図り、 もって鉢物経営の安定的発展に寄与することを目的としています。 審査員一同その趣旨を十分念頭に置き慎重に審査いたしました。 以下に審査員を代表して審査の概要及び結果を報告申し上げます。

1, 出品点数
 総出品点数は616点で、その内訳は東海鉢物品評会272点、鉢物品評会344点でした。
 東海鉢物品評会の主な品目別内訳は、アンスリウム・スパティフィラム類35点、アグラオネマ・デヘンバキア類34点、フィロデンドロン・モンステラ類27点、草本性観葉26点、多肉・サボテン類24点、ドラセナ類22点、アナナス類16点などでした。
 また、鉢物品評会の主な品目別内訳は、ドラセナ類96点、フィカス40点、シェフレラ類37点、木本性観葉37点、多肉・サボテン類34点、ヤシ類29点などでした。


2, 審査方法
 審査は、東海農政局及び千葉県から沖縄県までの主産地8県の試験研究関係者及び農業技術者12名、流通・小売り関係者9名、ガーデニング・フラワーデザイン関係者4名の合計25名が当たりました。
 東海鉢物品評会部門と鉢物品評会部門に分かれて行いました。第1次審査は各審査員が上位40点 を選出し、合計得点の多い順に入賞出品物を選びました。次いで2次審査では入賞出品物の中から 各部門上位出品物40点を対象に、各審査員の配点を1位10点、2位9点、3位8点、4位7点、5 位6点、6位5点、7位4点、8位3点、9位2点、10位1点として投票を行い上位入賞候補を選 出し、最終的に合議により受賞順位を決定しました。

3, 審査結果
 東海鉢物品評会の農林水産大臣賞には、愛知県の荒木敏美氏が出品したアロカシア(8号鉢)を選びました。また、これに続く特別賞22点を含む入賞45点を選出しました。
 鉢物品評会大賞には鹿児島県の下温湯正弘氏のネムノキ(8号鉢)を選びました。また、これに続く特別賞29点を含む入賞63点を決定しました。

4, 審査講評
 今回の品評会は、前年度までの6月に比べて約2ヶ月早い開催となりました。これは、「春商戦」に向けてアピールし、全国の消費者に向けて情報発信することをねらいとしましたが、やや出品が少なく残念でした。また、重油を始めとする石油製品の高騰で、経営を取り巻く環境は大変厳しい状況が続いています。しかし、出品物は全体的に品質の優れたものや商品性の高いものが多く、生産者の並々ならぬ努力の跡が伺われる内容でした。
 以下、審査の過程で気づいた点等を東海鉢物品評会部門と鉢物品評会部門に分けて申し上げます。

 以下、審査の過程で気づいた点等を東海鉢物品評会部門と鉢物品評会部門に分けて申し上げます。

(1)東海鉢物品評会の部
 出品物は全体的に品質に優れ、生産管理技術の向上が感じられました。新品種や寄せ植えなど新しいものが出品され、商品であるという意識の高まり、旺盛な生産意欲が伺われました。 また、観葉植物をインテリアとして捉えることも浸透しつつあり、鉢の形や色、植物と鉢とのバランスを工夫した品物が多く認められました。
 農林水産大臣賞に推挙したアロカシアは、植物と鉢のバランスが素晴らしい上に、艶のある黒色の角鉢を使用し、土の表面を覆う化粧砂や専用の受皿の使用など、インテリアとして申し分のない商品でした。
 全体的に6号鉢以上のものに良い品物が目立ちました。ただし、丈の高いものはホテルなどの業務用には欠かせないのですが、家庭用としては使いづらい一面があります。家庭用としての需要を前提とする場合は、120〜130cm以内で作り込む必要があります。4〜5号サイズを中心に良品の生産、出品を期待します。また、さらに小さな3号鉢の品物にも期待します。
 今回の品評会では、素材として今後有望と思われるものが多くありました。今後はインテリア性のある商品として完成品に仕上げる努力をお願いします。その基本としてラベルがあります。新品種には必ずラベルを付けるようにしてください。その場合、名前と簡単な性質・管理方法が必須です。また、陶器鉢は、高級感を出すために有効ですが、植物の品質やバランスを考慮することが前提となります。また、家庭での扱いやすさ、後始末も考慮する必要があります。プラスチックでセンスの良いものを選択することも有効です。陶器鉢とプラ鉢の使い分けをお願いします。
 一部の出品物に葉先枯れや薬剤や水垢による葉の汚れが認められました。他方、葉の表面にワックス処理を行ったものが認められ、賛否が分かれました。消費、販売の立場からは、ワックスが無害で処理することによってインテリアとしての評価が高まるのであれば使うべきだとの意見が大勢を占めました。水垢や薬斑で汚れているよりもはるかに良いとの前提ですが、その場合、塗布ムラは逆効果になりますので注意してください。
 その他、節油のための密植が原因と思われる軟弱徒長のものやブルーのプラ鉢など植物の緑色との配色バランスが悪いものなどが認められました。カラーコーディネートは商品性を左右する大切な要因ですので、検討をお願いします。

(2)鉢物品評会の部
 品評会大賞のネムノキは、鉢とのバランスや曲線を活かした仕立て・誘引が素晴らしく、是非部屋に飾ってみたいという気持ちにさせる芸術の域に達した品物でした。
 今回の出品物は、全体的にスリムに仕立てられた中鉢が多い結果となりました。消費者ニーズにマッチしていますので、完成品まで仕上げる努力をお願いします。ただ、開催時期が例年に比べて2ヶ月早いためもあろうかと思いますが、出品の産地や品目による偏りが認められました。
春の消費促進の起爆剤的役割としてより多くの出品を期待します。また、一部に重油高騰の影響で温度を十分かけた商品とかけていない商品の差が見受けられました。葉の色が十分載っていなかったり,つやがない,やや黄色の変色などはその表れかと思われました。
 ポップの添付については,かなり浸透してきた観があります。購入後の管理が書いてある(水やり,育て方等)と消費者も安心しますので、定着をお願いします。ただ、一部で記載内容に間違いがありました。「シマトネリコ」を「トネリコ」としたものや「バットの木」などの誤表示は、消費者に誤解を与えますので改善をお願いします。他方、ポップにMPS表示をしてあるものがあり,消費者に安心を与えるものとして今後の動きに注目されます。ポップの表示は、回を重ねる毎に工夫されていると感じました。
 陶器鉢が増え、角鉢など色や形でだいぶ観葉そのものの印象も異なって見えました。ただし、飾る側としては受け皿を探しにくいのでセットで考えていただきたい。また、運搬上のトラブルや割れやすさと重さがマイナス面としてあります。他方、プラ鉢も大きな植物に対し,鉢が小さくバランスの悪い物は,購入後に育つ感じがしないものもありました。また、丸いしゃれたプラ鉢でもひっかかる所がなく運びにくいものもあり、さらなる工夫が必要と感じました。
 その他、家庭消費用の鉢サイズの問題、薬斑や肥料の露出、雑草など、折角作り込んだ商品が台無しになってしまいますので、きめの細かい注意が必要です。
 ワックス処理については,審査への影響は大してなかったと見る審査員と,評価を落とすという意見の両方がありました。消費サイドからは、美しく見栄えがよく、悪いイメージはないようで,処理に関しては問題はないのではないかという意見が多い結果となりました。ただ、品目によって印象が異なり,アンスリウムやスパティフィラムなどは違和感はありませんでしたが,ベンジャミンゴムのような細かい葉が密生しているような品目は敬遠したほうがよいと思われました。

 以上、審査の概要と今後のお願いについてまとめました。この品評会をブランド力をアピールす るための絶好の機会として捉え、高品質な商品、次代をリードする商品を流通及び販売関係者のみ ならず、消費者へアピール・情報発信する場として発展させていただくことをお願いして審査講評 といたします。

平成20年4月2日
審査長 愛知県農業総合試験場園芸研究部長 酒井広蔵

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