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| carry date | 1997年11月25日 |
| judge date | 1997年11月26日 |
| auction date | 1997年11月27日 |
| 出展分類 | 点数 |
|---|---|
| シクラメン | 269 |
| ポインセチア | 136 |
| シャコバサボテン | 94 |
| ラン | 214 |
| その他 | 192 |
| 総合計 | 905 |
| 本年の気候が東海地方では夏までは比較的冷涼でその後は晴天に恵まれたことと、何よりも生産者各位のたゆまぬ御努力によって品質の高いものが多数出品されました。しかし、天候による影響でご苦労された地域もあったことと推察致します。 以下、審査の過程で気づいた点をとりまとめましたので、今後の参考にしていただければ幸いです。 |
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(1)シクラメン 特別な猛暑でもなく、秋の長雨も無かったため全体的にすばらしい品質でした(葉数が多く、株の締まり、花の揃い全てにおいて)。特に、6、7号鉢は甲乙付けがたい良品揃いでした。6号以上の大鉢に比較して、消費をリードする5号鉢の品質がやや劣ったように思われました。ほんの少数ですが、花弁の反転不足、ふけ花が見られ、株の状態は良いものの、品質を落としているものがありました。 鮮明な赤、フリンジ品種の絶対量が少なかったようです。これらは、品種の特性として良品生産が難しいと思われますが。 小鉢の出品が多くなっているのは、消費者の選択肢が増えるため好ましいですが、ミニ品種の小鉢生産だけでなく、普通のパステル品種の小鉢生産も考えていただいたらどうかと思います。また、ガーデニングを中心とした園芸ブームの中、素材として3号以下のポリポット生産がもう少し増えても良いのではないでしょうか。年末の消費が定着した今日、シンビジウムのようにラベル表示等により品種名をもっと大切にしてイメージアップを図ってはどうかと考えます。 |
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(2)洋ラン 214点の出品があり、その内シンビジウムがを60%を占め、次いでファレノプシス15%、その他洋ラン15%、デンドロビウム10%でした。 出品物の品質は非常に高く、共進会は高レベルでの争いとなりました。特に東海農政局長賞に入賞のファレノプシスは、株の揃い、輪数の多さなどの点で優れていました。また、以前より出品物は小鉢化の傾向にありました。 シンビジウムは多くの出品物がありましたが、商品としてはややマンネリ感が否めないなか、上位入賞した下垂性シンビジウムは花茎が多く注目を集めました。また、一部の出品物の中には、ダニの被害痕や花弁にシミが見受けられ残念でした。 今後は洋ランの多様な生産と小売価格を想定した生産が望まれます。 |
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(3)その他の鉢物 シクラメン、洋ラン以外の全ての鉢物を対象としましたが、品質高く、良く揃い、しかも商品性の高いものが多数出品され審査に苦慮致しました。なかでも上位入賞のポインセチアは、苞が素直に伸び色が鮮明で、株の姿、ボリュームも申し分のない優れたものでした。 底面給水の普及と用土にミックスピートを用いる場合が多くなってきていますが、これらは消費者の手に渡ってからの管理が以前と異なり、指導に気を使っているとの指摘がありました。消費者の段階で長く観賞していただけるよう生産者での栽培管理方法、消費者での管理方法を検討する必要があるかと感じました。また、作物のできとともに、包装荷造り等で価値がかわりますので、注意が必要かと考えます。 ポインセチアでは、品質の良い小鉢、新品種が多数出品されました。ただ施肥の関係から苞に縮みのあるもの、輸送痛みとみられる苞の擦れが一部にありましたので、研究していただきたいと思います。一般的には、色ものより赤色の品種、小鉢のバスケットがよく売れますので参考にしてください。 シャコバサボテン類も今年は開花が進みすばらしいできでしたが、今後は寄せ植え等商品化に工夫をこらし消費を広げるのもおもしろいでしょう。ごく一部にちょっとやわらかいものがありました。 ガーデニングブームの影響もありコニファーでは、大鉢あるいは小鉢のセットもの等、今年は良いものが多くだされました。なお、葉色は変化があった方がよいとの意見がありました。 実付きのもの、球根ものの出品が少なかったようです。スイセン、チューリップ等の球根類を時期のものを長く観賞できるつくり方で、広くつくってください。また、オーストラリア原産の樹木がだされましたが、今後興味ある存在と思いました。 |
| 以上、審査にあたって気付いたことと今後の生産への要望について述べました。今後、皆様方がコスト低減と品質向上に一層ご精進されることを期待致しまして審査講評と致します。 |
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平成9年度11月26日 愛知県農業総合試験場 花き研究所長 原 幹博 |