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| carry date | 2005年11月29日 |
| judge date | 2005年11月30日 |
| auction date | 2005年12月01日 |
| 出展分類 | 点数 |
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| シクラメン | 86 |
| ポインセチア | 77 |
| その他鉢花 | 80 |
| ラン・シンビジューム | 64 |
| ラン・その他 | 58 |
| 総合計 | 365 |
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東海鉢物品評会2005鉢花・蘭の部 ならびに鉢物品評会2005鉢花・蘭の部合同審査会審査講評 |
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本品評会は、鉢物栽培技術の改善と品質の向上を期するとともに、消費宣伝を図り、もって鉢物経営の安定的発展に寄与することを目的としています。審査員一同その趣旨を十分念頭に置き慎重に審査いたしました。以下に審査員を代表して審査の概要及び結果を報告申し上げます。
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| 1. | 出品点数 |
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総出品点数は1006点で、その内訳は東海鉢物品評会365点、鉢物品評会641点でした。 東海鉢物品評会の品目別内訳は、シクラメン86点、ポインセチア77点、その他鉢花80点、ラン・シンビジウム64点、ラン・その他58点でした。 鉢物品評会の品目別内訳は、シクラメン284点、ポインセチア62点、その他鉢花116点、ラン・シンビジウム106点、ラン・その他73点でした。 出品は、北は北海道から南は宮崎県までの37都道府県に及びました。 |
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| 2. | 審査方法 |
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東海農政局、北海道から宮崎県まで県の試験研究関係者及び農業技術者20名、流通・小売り関係者8名、ガーデニング・フラワーデザイン関係者4名の合計33名で当たりました。 実際の審査は、東海鉢物品評会部門と鉢物品評会部門に分かれて行いました。いずれの部門も第1次審査は、それぞれの審査員が上位30点を選出し、得票数の多い順に入賞出品物を選びました。次いで2次審査では入賞出品物の中から上位の物30点を持ち寄り各審査員の配点を1位7点、2位5点、3位3点、4位2点、5位1点とし投票を行い、最終的に合議により受賞順位を決定しました。 |
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| 3. | 審査結果 |
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東海鉢物品評会の農林水産大臣賞には、愛知県の北谷正和氏が出品したファレノプシス・アマビリス(9号鉢)を選びました。花付きが良く、株と花の揃い、鉢とのバランスも良い極めて商品性の高いものでした。また、これに続く金賞30点及び銀賞50点を決定しました。 鉢物品評会大賞には香川県の友時光廣氏のシンビジウム・ファイアービレッジ’ワインシャワー’(7号鉢)を選びました。花色、花立ち、花茎の揃い、葉と花のバランスとも申し分ない秀品でした。また、これに続く金賞40点、銀賞69点を決定しました。 |
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| 4. | 審査講評 |
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今年は、昨年に続く異常気象により8月以降の高温、特に9〜10月の気温が高く推移し、残暑の厳しい気象条件となりました。同時に小雨傾向により日照時間は確保された地域が多かったのですが、ハダニ類や夜蛾類を始めとする病害虫対策、肥培管理やかん水管理などで非常に苦労の多い年となりました。また、景気は回復基調にあると言われていますが、花きを取り巻く環境は依然として厳しく、さらに重油の急騰など生産と経営を取り巻く環境は大変厳しいものとなっております。 しかし、出品物は全体的に品質の優れたものや商品性の高いものが多く、生産者の並々ならぬ努力の跡が感じられました。 以下、審査の過程で気づいた点等を部門ごとに申し上げます。 |
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(1)東海鉢物品評会の部 シクラメン、ポインセチアとも、出品物は出来の良い物が多く、甲乙つけがたいむずかしい審査となりました。 シクラメンは、8月から10月までの高温傾向により栽培管理に苦労の多い年となりましたが、全体的に高品質のものが多く、全体的なレベルの向上が伺えました。ただ、夏が高温で経過し、さらに秋も高温で推移したため、外観は良いが生育が不揃いな傾向が見られました。また、一部の出品物で葉の手入れが不十分なもの、株にしまりのないものが見られました。シクラメンは、この時期の消費の中心となるものであり、品種や鉢サイズなどのバラエティーの充実を図るとともに、適切な栽培管理を心がけるようお願いします。 ポインセチアは、シクラメンと並んでこの季節を演出する代表的な鉢花です。出品物は新しい品種や仕立て方の工夫により変化に富んだものが多く、消費者のニーズに充分対応できるものと思われました。また、底面給水方式の半透明製プラスチック容器を使った出品物があり消費意欲を高める物として注目されました(奨励賞)。ただ、一部に鉢の大きさに比べて株が大きすぎてバランスが崩れた物がありました。新しい品種で品種特性がまだ十分に把握できていない可能性もありますので今後の研究に期待します。 その他鉢花のうちシャコバサボテンは、良い出来の品物が多く出品されておりました。ただ、鉢ごとの生育揃いや株と鉢のバランスの点で劣るものが認められました。シャコバサボテン以外のその他鉢花は出品が少なく残念でした。より多くの出品を期待します。 ラン類は、全体的に品質の高い出品物が多く、生産者の皆さんの商品性向上に対する旺盛な意欲が感じられました。シンビジウムは、スタンダード仕立て、アーチ仕立ての物に良い品物が多く認められました。また、様々なデザインの陶器鉢が用いられセンスの向上を感じました。この反面、従来からある紺色のプラ鉢は見劣りしました。ファレノプシスついても大輪系からミディータイプ、ミニタイプまで全体的に品質の良いものが多くありました。その他の洋ランも品質の良いものが目立ちました。また、和紙風の容器を使ったデンドロビウムの出品があり斬新さが注目されました(アイディア賞)。今後とも創意工夫をお願いします。 全体を通じて「東海3県の生産者には迷いがあるのではないか。」という指摘がありました。専門店をターゲットにしたギフト用の商品か、あるいは量販店向きなのかがはっきりしない物が目立ちました。陶器鉢の増加は望ましいことですが、陶器鉢かプラ鉢かの選択は売り方や消費者の使い方によって変わります。専門店は植え替えを店で行いますし、こだわりの消費者は自分で植え替えたいという希望を持っています。この点で商品のコンセプトを明確にすることが大切です。 これからは消費者に渡ってからの管理、日持ちを考えた生産技術の追求が重要です。ホルモン剤を使用していないことをアピールして「5月まで咲くシクラメン」と銘打ったり、見た目は悪いが長持ちすることを謳って好評のシクラメンもあります。消費者に対する説明責任を果たすことが大きな付加価値を生む可能性があります。生産履歴や買ってからの管理がわかる説明を添付するなど生産者の思いを消費者に伝えて欲しいものです。 (2)鉢物品評会の部 シクラメンについては、9月の高温と10月の日照不足などの影響はあったものの、比較的順調な生育であったと思われ、出品物も全体的に品質の高いものが多く、審査員からは上位選出に非常に苦労したとの意見が多く出されました。特に、6号以上の大鉢でボリューム、草姿のバランス、花立ち、株の締まり等の優れたものが多く見られました。6号未満では一部で葉組み等の管理が不十分でバランスの悪いもの、締まりが不足しているものも見受けられましたが、全体的にレベルが高く、生産者の皆さんの技術力の高さはもちろん、管理における日々の努力の結果が出品物に現れていました。準大賞の“シクラメン7号”は、ボリューム、葉と花の全体的なバランス、株の締まり、葉組み等を含めた細かな管理がうかがえる品質の高いものでした。今回は新しい品種の出品が少なく、目新しさに欠けたとの指摘もありました。相場の低迷する状況ではありますが、品質向上に向けた適正管理の励行に加え、さらに新規性のある品種や商品への工夫を期待します。 ポインセチアを含むその他鉢物では、クリスマスシーズンを演出する中心的な鉢花であるポインセチアが、4〜5号中心として3号〜尺まで幅広い鉢サイズで多数出品されていました。目新しい品種は少なかったものの品種もバラエティーに富み、品質の高いものが数多く見られました。仕立て法もスタンダード、タワーの他、独自の工夫も見受けられ、今後も消費者の選択の幅を広げ、多様な需要に対応できるよう新しい工夫への取り組みを期待します。 また、その他鉢花では季節的な品目として葉ボタンや実着物を中心に品質の高いものが数多く出品され、葉ボタンの分枝性品種を2号鉢に小型化したものやペルネティアが評価を受けました。また、セロシアをクリスマスケーキ風にアレンジした出品には工夫と遊び心が感じられました。 ランではシンビジウムが最も多く106点、ファレノプシスを含めたその他洋らんが73点の出品でした。 シンビジウムは花着き、花色の発色の良さなど、全体的に品質の優れたものが多い傾向でしたが、スタンダード仕立てにおいて一部に開花揃いの悪いものがあり、出品にあたって注意が必要であると思われました。下垂、アーチ仕立てのものは花着き、葉と花のバランス、仕立て技術等の点で非常に高品質のものが揃い、大賞に選出された“ワインシャワー”もこれらの点を含め、見応えがあり審査員より高い評価を受けました。 ファレノプシスはミニ、ミディータイプでバランス良く仕立てられものが多く見られましたが、大輪タイプで花の並びが揃っていないもの、小花数の少ないものなどボリュームに欠けるものが見受けられました。積極的な出品をお願いするとともに、今後に期待します。 全体をとおしての意見として、消費低迷の時代にあって品質のレベルアップはもちろん、鉢の形や色への工夫、新しい仕立て方など消費者へのアピールにつながる商品開発が必要なのではとの指摘が多く出されました。今後の生産者の取り組みに期待したいと思います。 以上、審査の概要についてとりまとめました。今後とも皆様方が品質及び商品性の向上とともに需要の拡大に一層の精進を積まれることを期待し、審査講評といたします。 |
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平成17年11月30日 審査長 愛知県農業総合試験場園芸研究部副部長 酒井広蔵 |
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