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| carry date | 2000年06月06日 |
| judge date | 2000年06月07日 |
| auction date | 2000年06月08日 |
| 出展分類 | 点数 |
|---|---|
| フィカス | 52 |
| ヘデラ類 | 28 |
| シェフレラ類 | 17 |
| ドラセナ類 | 61 |
| アナナス類 | 28 |
| フィロデンドロン・モンステラ類 | 51 |
| アグラオネマ・デヘンバキア類 | 31 |
| アンスリウム・スパティフィラム類 | 27 |
| ヤシ類 | 24 |
| タニクサボテン類 | 37 |
| 木本性観葉 | 64 |
| 草本性観葉 | 65 |
| その他 | 136 |
| 総合計 | 621 |
|
観葉植物の市場価格は経済不況の影響を大きく受けている。特に、リース等の業務需要の低迷がそのまま大鉢などに影響を与えています。この需要の低迷が生産者の栽培意欲の減退に繋がることを心配しておりました。しかし、今回の出品物はその不安をよそに北は関東、南は沖縄県まで広い地域から昨年に比べやや多くの出品物を集めて、第16回全国観葉植物共進会が盛大に開かれましたことは誠に喜ばしい限りです、本共進会は、「観葉植物の消費者ニーズに即した生産振興と安定的な供給を促進し、もって消費の拡大を図ること」を目的にしていますが、審査員一同その主旨を十分念頭に置き慎重に審査いたしました。 以下、審査員を代表して審査の概要及び結果をご報告申し上げます。 1 出品点数 総出品点数は621点で、その内訳は6号鉢以下が355点、7号鉢以上が266点でした。昨年の出品に比べ出品点数はほぼ同じですが、6号鉢以下が年々増加し、一昨年に比較し50鉢も増えています。 2 審査方法 審査は、愛知県、三重県、岐阜県、静岡県、千葉県、福岡県、鹿児島県、沖縄県の試験研究及び流通、小売り関係者19名で当たり、審査基準に基づき商品性に重点を置いて合議制による比較審査方法で実施しました。 3 審査結果 今年度の共進会は、全体的に出品されたものについては生産者の技術水準が高く品質的に優れていました。しかし、それ以上に作り込んだ傑出したものについては少なく寂しく感じられました。 最優秀大賞に選定したグズマニア・マグヒニカは、花苞の赤色、葉色の緑が鮮明で、草丈も3品種ともよく揃って大変人目を引いたものでした。さらに、このグズマニア・マグヒニカは周年で使用され、今後とも需要が高く生産を期待するものであることと1トレイに3品種を組み合わせることにより小売店の需要もさらに旺盛になるものと考えられます。次席のパキラ・アクアチィカは10号鉢と業務主体の需要のものですが、幹と葉のバランスが良好で、幹の編み込みも丁寧にされておりよく作り込まれており、これからも生産を続けてほしいものでした。 審査の過程でいくつかの問題点が指摘されましたので、今後の経営改善並びに共進会への取り組みの参考にしていただきたいと思います。 1 出品されたものの鉢用土は軽量化が進んでいますが、一部のものにおいては重いものも見られました。重いものは最近の搬送事情では問題です。さらに小売店や消費者での日持ちも悪くなりますので早急に改善をお願いします。 2 出品の品目については大鉢ものは、近年品目が減少する傾向が見られ、もの足りなさを感じました。需要において大鉢の観葉植物離れが見られます。その原因は経済不況の影響も見られますが、その他に仕立て方や品目のマンネリ化も見られます。その対策としては消費需要に基づいた鉢サイズの生産や仕立て方の工夫をお願いしたいと思います。 3 小鉢ものは生産量が年々増加しており、ガーデニングの素材としての需要が高まってきています。しかし、出品されている品目はあまり増えていません。今後は和物などから商品開発を行い、古くからあるもので観葉植物生産者の感性で新たに商品化して需要をさらに喚起して下さい。 4 観葉植物は今まで中心はインドア商品です。それには、出荷時の商品性の向上や見た目の良さにも心掛けて、消費需要を拡大して下さい。一部の物では鉢の中に肥料が転がっていたり、鉢の中で苔生している物が見られました。このような商品は、現在の消費者からは嫌われ需要が離れてしまいます。 以上、審査の概要と今後の生産、出品に対する要望について申し上げました。今回は厳しいことを申し上げましたが、この観葉植物共進会が、新しい観葉植物生産の提案の場として話題性や新規性などに富んだ出品構成になっていくことを期待するからであります。最後に、この共進会が益々発展することを祈念するとともに、今後の生産者各位のご精進をお願いして審査の講評とします。 平成12年 6月12日 審査長 愛知県農業総合試験場花き研究所長 早川岩夫 |